代表招集を望む声も多い

3月のブラジル代表、ベルギー代表との親善試合に向けたメンバーを発表したイングランド代表。

ブカヨ・サカやハリー・ケイン、ジュード・ベリンガムなどが順当に選ばれる中、アンソニー・ゴードン、ジャラッド・ブランスウェイトが初招集。さらにリヴァプールのジョー・ゴメスやイヴァン・トニーらが久しぶりの招集を果たした。

そんななか、今回の招集が期待されていたもののお預けとなったのがマンチェスター・ユナイテッドで成長著しいコビー・メイヌーだ。今季大ブレイク中の同選手はまだ18歳という年齢ながらも圧巻のパフォーマンスを見せており、A代表初招集を望む声も多かった。

今回は惜しくも選外になってしまったメイヌーだが、イングランド代表指揮官ガレス・サウスゲイトは招集しなかった理由を語った。

「彼は若手選手としては素晴らしい成績を収めていると思う。我々は若い選手をA代表に入れるのに遅れは取らない。しかし、彼はまだほんのわずかしか試合に出場しておらず、適切な時期に決断を下すには、育成面で細心の注意を払わなければならない。だから私たちは、彼自身のスピードで成長するためのスペースを与えるのが理想だと考えている。彼は、ジュード(ベリンガム)やブカヨ(サカ)が初めて入ったときのような試合数には達していない」(英『Daily Mail』より)

サウスゲイトはまだメイヌーにはトップチームでの出場数が足りていないことが選外となった理由であると語った。スター選手揃いのイングランド代表の中で今回は選ばれなかったが、今のパフォーマンスを続けていれば、A代表デビューも時間の問題だろう。

最後にサウスゲイトは。「しかし繰り返すが、彼は若い選手としては本当によくやっている。彼は優れたサッカー選手だ、それはわかるだろう。そして彼は今マンチェスター・ユナイテッドで素晴らしい経験を積んでいる。彼は本当に良いキャラクターのようだ」と、コメントしており、同選手への期待感も言葉にした。