どこまでステップアップを続けられるか

今シーズン、欧州5大リーグで最も市場価値が上昇した選手トップ10が『Transfermarkt』のデータを元に『Football365』で紹介された。ランキングは以下の通りとなっている。

1位:ラミン・ヤマル(バルセロナ):0ユーロ→7500万ユーロ(+7500万ユーロ)
2位:ジュード・ベリンガム (レアル・マドリード):1億2000万ユーロ→1億8000万ユーロ(+6000万ユーロ)
3位:ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティングCP):1300万ユーロ→5500万ユーロ(+4200万ユーロ)
4位:コール・パルマー(チェルシー):1500万ユーロ→5500万ユーロ(+4000万ユーロ)
4位:ウォーレン・ザイール・エメリ(PSG):2000万ユーロ→6000万ユーロ(+4000万ユーロ)
6位:サムエル・オモロディオン(アラベス):20万ユーロ→4000万ユーロ(+3980万ユーロ)
7位:ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ):2800万ユーロ→6500万ユーロ(+3700万ユーロ)
8位:サヴィオ・モレイラ(ジローナ):500万ユーロ→4000万ユーロ(+3500万ユーロ)
8位:ジョアン・ネベス(ベンフィカ):1000万ユーロ→4500万ユーロ(+3500万ユーロ)
8位:久保建英(レアル・ソシエダ):2500万ユーロ→6000万ユーロ(+3500万ユーロ)

現在22歳の久保はレアル・ソシエダに加入後、ラ・リーガで22-23シーズンに9ゴール4アシストを記録、今季は既に7ゴール3アシストと、2年連続10ゴールに以上に関与しており、ソシエダには欠かせない存在に成長している。

チャンピオンズリーグの舞台ではラウンド16まで勝ち上がる快進撃を見せたソシエダでチームのキーマンを担った久保。1月にはマンチェスターユナイテッドが、移籍金とアントニーのローン移籍を引き換えに獲得を狙っているという報道もあるが、『Football365』はこれを「グルメなローストディナーを食べている男性に、道で拾った食べかけのサンドイッチを提供するようなもの」と表現し、久保と今季不調のアントニーでは取引にもならないと一蹴している。「おそらくバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードの普通の選手を超えた、傑出したフォワード」とも紹介されており、久保の評価の高さがうかがえる。

パリ五輪での久保の日本代表招集は現在不透明となっているが、もし出場し活躍すればさらなる市場価値の高騰にもつながる。久保がどこまでいけるか、興味はつきない。