フランクフルト時代の輝きを取り戻せるか

今月13日、ラツィオを指揮していたマウリツィオ・サッリが辞任を表明した。これにより序列が変わると期待されているのが日本代表MF鎌田大地だ。

鎌田は昨夏にフランクフルトを離れ、ラツィオに加入。しかしサッリのアプローチとは合わず、ここまではセリエAで本領を発揮できないままでいる。

しかしサッリがクラブを離れたことにより、状況が変わる可能性が出てきた。サッリからバトンを受け取ったイゴール・トゥドールは[3-4-2-1]のシステムを検討しているようで、伊『La Lazio siamo noi』はこの変更で鎌田にチャンスが巡ってくると見ている。

「鎌田大地にとって新たなチャンスだ。監督の変更は彼の状況を少しは揺さぶるものになるかもしれない。シーズン終了まで残り2カ月だが、鎌田はその後にラツィオへ留まるかどうか決断しなければならない」

「サッリ体制ではアプローチに苦しみ、すぐグエンドウジに追い抜かれた。出場時間の確保と継続性を見つけることに苦労していたが、今はシーズンの終わりへ向けて道を切り開こうとしている。ここまでの鎌田は失敗だ。フランクフルトで昨季9ゴール7アシストを記録したことは、遠い記憶となりつつある。サポーター、クラブの誰もがトゥドールの下で鎌田が復活することを望んでいる」

鎌田はラツィオでの現状もあり、最近は日本代表も離れている。しかし中盤で攻撃のリズムを作れる鎌田の才能は貴重で、今後の森保ジャパンに必要な戦力のはず。そのためにもクラブでのアピールが求められるところだが、シーズン終盤へラツィオでインパクトを残せるか。