状況は変わりつつあるが……

イゴール・トゥドール新監督の就任により、ラツィオでの風向きが変わりつつある鎌田大地。6日に行われたローマダービーでは先発出場。0-1で敗れたもののフル出場を果たした。

しかし、依然として退団を有力視する見方も強い。ラツィオでの去就が不透明な鎌田大地にトルコの名門フェネルバフチェが興味を示しているようだ。トルコメディア『Star』が報じている。

同メディアによると、今季ここまで47試合で12ゴール15アシストの成績を残し、多くのビッグクラブが関心を寄せているといわれるポーランド代表MFセバスティアン・シマンスキの後釜として鎌田大地の獲得を画策しているとのこと。すでにフェネルバフチェの首脳陣は鎌田の代理人と最初のミーティングを行っているといい、近日中にもう1度ミーティングが開かれる予定のようだ。

マウリツィオ・サッリ前監督体制下ではベンチスタートが多く、出場機会を得ることができなかった鎌田。数字だけを見ると今季はわずか1ゴール1アシストにとどまっている。イゴール・トゥドール新監督が就任してからはリーグ戦2試合連続で先発出場と、状況は変わりつつあるものの、シーズン終了まで約1カ月半と残された時間は決して多くはない。鎌田のラツィオ退団はすでに既定路線なのだろうか。