今のスペイン代表にはいないタイプか

スペイン代表は今も中盤に優秀なタレントを抱えている。守備的MFにはマンチェスター・シティのロドリ、セントラルMFにはパリ・サンジェルマンのファビアン・ルイス、バルセロナのペドリ、攻撃的MFではビルバオのオイアン・サンセトやライプツィヒのダニ・オルモなど、顔ぶれは豪華だ。

物足りない点を挙げるならば、得点を奪えるMFはそこまで多くないだろうか。スペイン代表の主力としてEURO2008、2012、2010ワールドカップを制覇してきた元代表MFセスク・ファブレガスは、マンチェスター・シティでプレイするイングランド代表MFフィル・フォーデンのような選手が欲しいと主張している。

英『Sportbible』によれば、セスクはフォーデンのことをかなり高く評価している。今季のフォーデンはプレミアリーグでも14ゴール7アシストと強烈なインパクトを残しており、フォーデンならば過去のスペイン代表が使用していた0トップにも対応できる選手だろう。それこそセスク、同じレフティーのダビド・シルバと同じ役割をこなすことも可能なはずだ。

「私ならもっと攻撃的な選手、10番タイプの選手が欲しい。フォーデンを選ぶね。フォーデンタイプの選手がスペイン代表には必要だと思う。中盤に才能が必要なんだ。ライン間で違いを生み出すタイプの選手がね。ゴール、アシストなど、フィニッシュを決められる選手だ」

セスクはこのようにコメントしている。今のスペイン代表MF陣も豪華ではあるが、ダビド・シルバ級のレフティーはいない。マンCではフォーデンが見事にダビド・シルバの後継者となっているため、セスクがフォーデンを欲しがるのも当然だろう。今のフォーデンは全盛期のダビド・シルバにも負けないレベルにあると言えそうだ。