レアルは若手と中堅世代が充実しすぎている

21日、スペインのラ・リーガではレアル・マドリードVSバルセロナのクラシコが行われる。現在はレアルが勝ち点78を稼いで首位を走っており、バルセロナは8ポイント差の2位だ。まだ諦める点差ではないが、現状の完成度ではレアルが上か。

先週のチャンピオンズリーグで両チームの明暗は分かれ、バルセロナはパリ・サンジェルマンに敗北。一方のレアルは昨季王者マンチェスター・シティを粘り強い戦いで撃破している。

『ESPN』は今のところレアルの方が良い状態にあると見ており、「両クラブの距離は遠く離れているように見えるが、バルセロナが最終的にレアル・マドリードに追いつくには何が必要なのだろうか?」とバルセロナの今後を心配している。

今のバルセロナでは16歳のFWラミン・ヤマル、17歳のDFパウ・クバルシら若手が台頭しているが、33歳のMFイルカイ・ギュンドアン、35歳のFWロベルト・レヴァンドフスキなどセンターラインにはベテランもいる。

一方のレアルは若手から中堅世代が充実しており、攻撃面ではヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス、ジュード・ベリンガムらがすでに主役だ。市場価値で見ると、今のレアルには9000万ユーロ以上の価値を持つ選手が6人もいる。

ベリンガム:1億8000万ユーロ

ヴィニシウス:1億5000万ユーロ

ロドリゴ&フェデリコ・バルベルデ:1億ユーロ

オーレリアン・チュアメニ&エドゥアルド・カマヴィンガ:9000万ユーロ

さらにここにパリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペが加わるのであれば、人数は7人に増える。ムバッペの凄さは今回のCL準々決勝で実際に戦ったバルセロナの選手たちが一番よく理解しているはずで、ムバッペがヴィニシウスやベリンガムらと上手く連携できる場合は脅威となるだろう。

バルセロナではブラジルの若き逸材であるFWヴィトール・ロッキも加わっているが、レアルもパルメイラスから同じブラジルの逸材FWエンドリックが合流する。選手層の充実度ではレアルが上とも言えるが、来季以降どこまで差がつくのか。