今夏に大規模補強を行うか

バルセロナの監督シャビ・エルナンデスが来季も監督を続投することが決定したことで、ナポリ所属の昨季リーグMVP選手であるクヴィチャ・クワラツヘリアが再びバルセロナの移籍ターゲットとなる可能性があるようだ。『Football Italia』が伝えている。シャビは以前よりクワラツヘリアのプレイに惚れ込んでいることが知られており、バルセロナが来季に向けてチームの補強を始める中で、主なターゲットとなると見られている。

ジョージア版『La Gazzetta dello Sport』によると、クワラツヘリアの代理人がイタリアに向かう予定とされており、クラブの会長アウレリオ・デ・ラウレンティスとクワラツヘリアの将来についての話し合いが行われるという。

以前より、デ・ラウレンティス会長はクワラツヘリアとの契約延長を望んでいると語った一方で、ナポリでのプレイを望まないのであれば夏に退団することも可能だとし、トップクラブから多くの関心が寄せられていると付け加えた。

また、現在ナポリはチャンピオンズリーグ出場圏外の8位に沈んでいることから、エースであるビクター・オシムヘンもクラブを離れることが濃厚と言われており、ナポリが夏にクワラツヘリアを引き留めるのは困難とされている。

今季リーグ戦で10ゴール6アシストを決めており、現在23歳でテクニックとフィジカルの両面で見てもハイレベルに兼ね備えているクワラツヘリアだが、移籍金は最低1億5000万ユーロに設定されていると『AS』は伝えている。

クラブとして財政難に陥っているバルセロナがクワラツヘリアの獲得を目指す場合、大規模な人員整理が必要となる。今季主要タイトルを無冠で終えることが決定的となっているバルセロナにとって、名誉挽回のシーズンとしたい来季に向けて今夏にどのような補強を行うのか注目していきたい。