AZでのパフォーマンスは高く評価されている

今季圧倒的な強さでセリエAを制したインテル。チームを指揮するシモーネ・インザーギは現陣容にかなり満足しているようで、伊『TuttoSport』もトップチームの多くがアンタッチャブルな存在だと伝えている。

しかし、中には評価が揺れている者もいる。右ウイングバックに入るオランダ代表の大型DFデンゼル・ダンフリースだ。

前節0-1で敗れたサッスオーロ戦では自陣深い位置で相手にボールを奪われ、そこから失点を許すシーンもあった。伊『Tuttomercato』は「凡庸なミス」と批判しており、インテルは今夏ダンフリースに代わる右ウイングバック探しへ着手する可能性があるようだ。

その候補者の1人に挙げられたのがオランダのAZでプレイする日本代表DF菅原由勢だ。エールディヴィジで確かな評価を得ている菅原は攻撃性に特長があり、インテルが採用する3バックシステムの右ウイングバックに合っている選手と言える。

同メディアはアタランタでプレイする191cmの大型DFエミール・ホルムも候補者の1人と紹介しているが、菅原の能力も高く評価している。

「ホルムに比べると菅原は小柄(179cm)だが、優れたスピードとスタミナを備えている。今季は40試合、3,500分間出場して4ゴール8アシストを記録している」

攻撃的な選手では、インテルは今冬にクラブ・ブルージュからカナダ代表MFタジョン・ブキャナンを獲得している。ブキャナンも右ウイングバックに入れる選手で、さすがに名門インテルはライバルが多い。菅原が移籍した場合もポジション争いは避けられないが、大きなステップアップとなるのは間違いない。