上田の貴重な決勝点

12日に行われたエールディヴィジ第33節、フェイエノールトはNECナイメーヘンとアウェイで対戦。3-2の撃ち合いを制した。日本代表FW上田綺世はフル出場を果たし、2-2で迎えた87分には勝ち越しとなる貴重なチームの3点目を記録した。

上田がリーグ最終盤で輝きを放っている。3戦連発の上田をアヤックスなどで活躍したケネス・ペレス氏は称賛。来シーズンもフェイエノールトでのチャンスがあるとの見方を示した。オランダ『FR12.nl』が伝えている。

「上田は素晴らしい選手だと思う。上田に1000万ユーロを払っている(上田の推定移籍金)のにフェイエノールトが新しいストライカーを連れてくるとは思えない」

一方で、元モロッコ代表でフェイエノールトのOBでもあるカリム・エル・アフマディ氏は上田に対してまだ改善の余地があるとの見方だ。

「彼にはフィニッシュのクオリティはあると思うが、プレッシングやプレイの全体像からすると、まだ進歩する必要がある」

リーグ戦で23得点を挙げているフェイエノールトの絶対的ストライカーFWサンティアゴ・ヒメネスはビッグクラブへのステップアップの噂が取り沙汰され、来季に向けてフェイエノールトの“FW問題”も指摘されている。その中でこれまで控えだった上田の活躍はチームにとっても明るい材料となるはずだ。

フェイエノールトは最終節、ホームでエクセルシオールと対戦する。