現在8位のユナイテッド

15日、マンチェスター・ユナイテッドは、ニューカッスルと対戦し、3-2で勝利した。しかし、プレミアリーグでのユナイテッドの順位は8位で、新共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフ氏のもと、改革のシーズンオフが始まると多くのメディアで報道されている。報道によるとその内容は過激なもので、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人以外の全選手へのオファーを検討するというものだった。

そんななか、試合後に取材に応じたユナイテッドのキャプテンでポルトガル代表のブルーノ・フェルナンデスは下記のように語った。

「クラブが私を将来の一員として望んでくれるなら、ここに残るつもりだ。何らかの理由でチームが私を望まないなら、私は去る」(英『SkySport』より)

フェルナンデスは、残って欲しいと望まれればであれば残るが、チームの意向次第ではユナイテッドを離れることも辞さないという姿勢を示した。

その後、フェルナンデスのコメントを聞いたユナイテッドの指揮官、エリック・テン・ハーグ監督はこの件にコメントしている。

「クラブは間違いなくブルーノを引き留めたいと思っている。私が彼の知っていること全て伝えると、彼はユナイテッドを愛しているユナイテッドのファンで、チームの為に全力でプレイしている選手だ」(英『BBC』より)

テン・ハーグ監督はこのように述べたが、フェルナンデスの去就は不安定と言わざるを得ない。バイエルン・ミュンヘンやサウジ・プロフェッショナルリーグのチームからの興味を報道するメディアも存在し、フェルナンデスはチームの現状に不満を持っているという報道もある。

今季ユナイテッドに残された試合は2試合で、プレミアリーグの最終節とFAカップの決勝だ。FAカップの決勝で負けるとなると、ユナイテッドの無冠が確定し、1シーズンの「敗戦数」や「失点数」といった不名誉な記録を更新したチームに“大鉈”が振るわれることになるだろう。

ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦するFAカップ決勝は、5月25日に行われる。ユナイテッドの今後を左右する1戦に注目が集まる。