クラシコでは全得点に絡む活躍

21日に行われたバルセロナとのクラシコで決定的な働きを見せたのは、右サイドバックとしてフル出場したルーカス・バスケスだった。

アカデミーを経て長くレアル・マドリードで戦ってきたバスケスは、決してクラブの主役となるタイプの選手ではないかもしれない。しかし本職のウイングに加え、サイドバックの仕事にも対応するなど様々な役割でチームに貢献してきた。通算出場数は343試合に達していて、豪華なタレントを揃えるレアルでこれだけ長く活躍するのは簡単ではない。

先日のクラシコでは果敢なドリブル突破からPKを獲得し、後半にはヴィニシウス・ジュニオールのボールに合わせて同点弾を記録。そして後半アディショナルタイムには右サイドからクロスを入れてMFジュード・ベリンガムのゴールをアシストしてみせた。

32歳を迎えているバスケスとクラブの契約は今夏までとなっているが、スペイン『as』は契約延長へ向けて話し合う予定があると伝えている。

右サイドバックのバックアッパーとして計算できるバスケスは貴重な人材で、トップレベルで戦えることは先日のクラシコでも証明した。クラブの伝統を知るベテランとしてドレッシングルームでの影響力も大きく、バスケスの残留を望むサポーターも多いはずだ。