愛知県警岡崎署で勾留中の男性が死亡した事件で、留置場の責任者だった元警部が略式起訴されました。  2022年12月、岡崎署で勾留されていた男性(当時43)が死亡した事件では、署の幹部ら9人が業務上過失致死のほか、手足を拘束した男性を足で蹴るなどした特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検されていました。  名古屋区検は28日、留置業務の責任者だった元警部の男性(46)について、約55時間にわたって食べ物や飲み物を摂取しない状態で男性を放置し、死亡させた業務上過失致死の罪で略式起訴しました。  名古屋地検は署の幹部ら8人をいずれも不起訴としましたが、処分の理由は明らかにしていません。