名古屋市教育委員会が教員の団体から現金などを受け取っていた問題で、調査チームは教員団体側から直接聞き取りを進める方針を決めました。  名古屋市教育委員会では、人事を担当する教職員課が複数の教員団体から校長などの推薦名簿と合わせて現金や商品券を受け取っていました。  15日は外部の有識者らによる調査チームの会合が開かれ、5月半ばごろまでに校長会などの複数の教員団体に直接ヒアリングし、金品の提供をした経緯などを確認する方針が示されました。  これまでの調査で、市教委側が教員団体から受け取った金品の総額は、記録が残る2017年以降で1300万円あまりに上り、ここから費用を出した会合で市教委のOBに人事の案を事前に示していたとの証言もあるということです。