三重県紀宝町で、完熟高級ミカン「カラマンダリン」の収穫が最盛期を迎えています。  カラマンダリンは温州ミカンとキングマンダリンを交配した品種で、今から70年ほど前に三重県で栽培が始まった、甘くて濃厚な味が人気のミカンです。  熟成させるため約1年間木に実ったままの状態で栽培し、寒さや獣害から守る果実袋をつけて大切に育てられます。  約50本の木で栽培している紀宝町の果樹園では、従業員らが色付いた実をハサミで一つ一つ丁寧に摘み取っていました。  暖かい日が多く天候に恵まれ、糖度が高く濃厚でおいしいカラマンダリンができたということで、出荷作業は4月末まで行われます。