明るい時間からほろ酔える、“昼飲み”需要が高まるこれからの季節。

今回は、週末お昼過ぎからオープンしている、横浜の人気酒場をご紹介。

今っぽいおしゃれな雰囲気×料理×お酒の三拍子が揃い、デートはもちろん、女子会にも重宝する話題の4軒がこちら!



1.横浜のナチュラルワインの先駆けに、この街の魅力を知る
『ワインのお店ムー』[Weekend Hours 15:00〜]


今や横浜にもナチュラルワインを置く店が増えつつあるが、2017年オープンの『ワインのお店ムー』は、野毛におけるナチュールの先駆け的な一軒だ。

繁華街から外れた動物園通りの路地に店はあり、ワイン好きの大人たちがカウンターに集う。



平日でも開店直後から常連客がわらわらと集まり、17時には満席になる日も。

人気の秘訣は、センス良くセレクトされたワインと、店主の草柳 潤さんの自然体な人柄にある。


目当てにして飲みにいきたいナチュラルワインがある


好みの味を伝えると、見覚えのある洒落たエチケットから通好みの1本まで並び、「これはアセロラドリンクみたいな味わい。これはピノの軽い赤でするする飲める系かな〜」といった調子で、気分にピタッと合う明朗な解説が楽しい。

ボトル売りしかしないようなワインもポンポン抜栓される。



ナチュール好きにファンも多いアルザスの生産者、ローラン・バーンワルトの「エデル」。

僅かな濁りと紅茶のような華やかさや乳酸的なまろやかさもある自然派らしい複雑さ。



サルデーニャのワイナリー、パーネヴィーノの「アジネジナウ クラル」。

アセロラドリンクのような果実味と酸味が美味。グラスは800円〜。



そんなフランクさゆえ、「飲んでみたかったあのワイン」にふたりで盛り上がれること間違いない。



定番人気の「前菜もり」は、日替わりの前菜8〜9品で1,200円〜2,000円。この日は、「チリコンカン」や「めばち鮪のカルパッチョ」などがもりっと一皿に。

料理はエスニックや中華のテイストを加えた、ビストロ料理が中心。



なめらかな口当たりの「サワラのポテサラ」(660円)は、オレガノやタイムなど数種類の香草がさわやかに香る。魚は季節で替わる。


ディナーなら、9割がオーダーするパスタは絶品!


料理は1,000円以内がほとんどでハズレなし。

中でもパスタはファンが多く、シンプルな美味しさの「カラスミバター」(1,100円)は、ナチュールの出汁っぽい旨みにベストマッチ。


■店舗概要
店名:ワインのお店ムー
住所:横浜市中区野毛町3-133-1
TEL:045-250-5373
営業時間:【月・水〜金】16:00〜23:00
     【土】15:00〜23:00
     【日】15:00〜21:00
定休日:火曜
席数:カウンター12席



2.飲む前からワクワクする、レサワ選びがイベントに!
『立ち飲み食堂ウルトラスズキ』[Weekend Hours 14:00〜]


洋風の歴史的建造物やレトロなガス灯が街を飾る馬車道。

クラシカルなムード漂う街並みに散歩がてら立ち寄りたいのが、『立ち飲み食堂ウルトラスズキ』だ。



名物は居酒屋でおなじみのレモンサワー。これがただの“レサワ”にあらず。なんとその数、約30種類!

「王道」や「甘くない」といった定番モノから、「レモンサワー武士」、「舞浜レモンサワー」、「くさいレモンサワー」など謎めいた個性派も並び、飲む前から気分を楽しく盛り上げてくれる。



味やビジュアルもサプライズ尽くしで、「鈴木さんはお好きなレサワ1杯無料」など遊び心が満載!

レサワのアテは、フレンチ出身のシェフが手掛けるビストロ料理。



サク飲みならシャルキュトリーやムール貝のソテー、しっかり飲みなら蝦夷鹿の煮込みやリゾットなど、どれも立ち飲みレベルを超越した本格的な味わいに舌を巻く。



明るいうちから飲む愉快なレサワが、夜へと楽しく弾みをつけてくれる。


ディナーなら、限定メニューをお楽しみに!


週末限定や季節限定のメニューは要チェック。「蝦夷鹿のビール煮込み」(1,980円)など特別な逸品が登場する。

椅子(1脚 300円)の用意もあるので腰を据えて飲みたい夜にどうぞ。


■店舗概要
店名:立ち飲み食堂ウルトラスズキ
住所:横浜市中区太田町4-45 第一国際ビル 1F
TEL:050-1337-3020
営業時間:【水〜金】16:00〜(L.O.22:30)
     【土・日】14:00〜(L.O.21:30)
定休日:月曜、火曜
席数:スタンディング30席(300円で椅子あり)



3.こだわりの注ぎ方で、絶品ビールの凄みを体感
『内田日和』[Weekend Hours 15:00〜]


アペの1杯目といえば、取りあえずビール。せっかく横浜に来たならば、美味しくて面白い特別なビールで乾杯を。

奥野毛にある居酒屋『内田日和』は、「アサヒスーパードライ」を3パターンの注ぎ方で味変させるビールが評判だ。



店主の内田明周さんは、新橋の『ブラッセリービアブルヴァード』で3年修業し、注ぎ分けビールの祖師であるオーナーの佐藤裕介さんから技術を習得。

泡がきめ細かく喉越しと口当たりがいいシャープ注ぎ、やや泡のキメが粗くピリッとした喉越しの一度注ぎ、ガスを飛ばして注ぎ、泡が落ち着いてから継ぎ足しして麦の香りを際立たせる二度注ぎ……といった具合だ。



ふたりで別々の注ぎ方を選んで飲み比べると、同じ銘柄とは思えないほど味わいや喉越しの違いが歴然!

名店譲りのこだわりのビールに思わず膝を打つ。



名物のポテサラをつまみながら、横浜の下町で過ごすゆるやかな休日の午後を満喫したい。



アテにぴったりな軽めの一品料理が充実。

まろやかな酸味が美味な「トマトの土佐酢漬け」500円。


ディナーなら、季節を感じる創作料理に舌鼓!


「カブの天ぷら鮪なめこ醤油」(800円)は、カブの甘みとなめこの旨みが美味。

ビールはもちろん豊富にそろう日本酒とも相性抜群で、のんびり飲みたい日のツマミに最適。



日本酒の品ぞろえも充実。黒板に味や香りのタイプがジャンル分けされていて、初心者でも好みの酒を選びやすい。グラス 600円〜800円。


■店舗概要
店名:内田日和
住所:横浜市中区宮川町2-40 長島ビル 1F
TEL:045-334-8449
営業時間:【月・水〜金】17:00〜(L.O.23:30)
     【土】15:00〜(L.O.23:30)
     【日】15:00〜(L.O.22:30)
定休日:火曜
席数:カウンター9席、テーブル8席



4.お洒落中華のネオンが、野毛の夕暮れを盛り上げる
『AMPM』[Weekend Hours 14:00〜]


老舗酒場から流行りのネオ居酒屋まで、あらゆるジャンルを網羅している野毛。野毛仲通りの入口にある『AMPM』は、アップデートされた野毛を象徴する一軒だ。

こちらの店は、エスニックのエッセンスを加えたネオ町中華。

名物のよだれ鶏や羽付き餃子をはじめ、「ガパオやっこ」や「毛沢東ポテトサラダ」といったすぐ出る小皿料理も充実し、500円前後のメニューも多くサク飲みに打ってつけ。



自家製ラー油と花山椒が刺激的でクセになる「名物よだれ鶏」(890円)は、むね肉かもも肉を選べる。



『チャコール スタンド ノゲ』や『大衆酒場2.0 とぽす』といった地元の人気店の姉妹店で、料理のクオリティーは野毛っ子たちのお墨付き。

土日祝は開店から17時までハッピーアワーを実施し、ハイボールやレモンサワーが200円に!


カラフルな小瓶が映える!


気候のいい時期はテラス席が人気で、カウンター席やテーブル席もあり、奥行きたっぷり。

ネオンサインが華やかでポップな店内も洒落ていて、楽しげな雰囲気のなか、安かろう旨かろうなネオ町中華飲みを満喫できる。


ディナーなら、〆に食べたい炭水化物もパンチあり!


卵、塩、こしょうのみの「無個性チャーハン」(580円)に、4段階の辛さを選べる「麻婆豆腐」(690円)をぶっかけてカスタムを楽しむのもおすすめ。

ガッツリ町中華の味を堪能して。


■店舗概要
店名:AMPM
住所:横浜市中区花咲町1-40 叶家ビル 1F
TEL:045-309-7531
営業時間:【月〜金】17:00〜(L.O.22:30)
     【土】14:00〜(L.O.22:30)
     【日】14:00〜(L.O.21:30)
定休日:不定休
席数:カウンター20席、テーブル26席


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