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マンション購入を検討する際、将来的な売却(リセール)を意識して探す人が都心部を中心に増えている。

ただし高額なマンションを買ったからといって、それがまた高く売れる保証はない。いかに安く買ったとしても、さらに安くしないと売れない場合もある。

では、どんな物件であれば損をしないリセールが可能となるのか。

今回、レインズ(REINS)でお馴染みの公益財団法人東日本不動産流通機構の協力を得て、東京23区でどういった中古マンションが実際に成約に至っているのかを徹底調査した。

その結果を基に、リセール激戦区でマンションを売り抜くサバイバル術を紹介していく。


取材・文/風間文子


意外と知られていない東京23区のリセール成約率


首都圏での中古マンション市況をみると、成約価格の平均値は右肩上がりだ。当然、それを牽引しているのが東京23区となる。

東日本不動産流通機構が取りまとめているマーケットデータ「年報マーケットウォッチ」の基本指標を基に、都区部における中古マンションの成約価格推移を表したのが以下のグラフとなる。



同機構が直近に公表している2021年度から、2017年度までの5年間の実績データを振り返っただけでも約1,000万円の上昇が見られる。

うまくいけばリセールで利益を得ることも夢ではないかもしれない。

これからマンション購入を検討している人のなかには、そう考える人も少なくはないだろう。

しかし、口で言うほど中古マンションのリセールは簡単ではない。

ご覧いただきたいのは、各年度で新規に売り出された中古マンション件数(新規登録件数)と実際に成約に至った件数から導き出した中古マンションの「成約率」だ。



上のグラフの底辺を這うようにしてある青い点線が「成約率」を示している。2019年度、16.4%。2020年度、18.7%。2021年度、18.8%――。

売り出し中古マンション5戸のうち1戸が売れるかどうか。売れ残れば売却を諦めるか、査定額より大幅に値下げするしかない。

これが東京23区での中古マンションにおけるリセールの現実だ。

では、どういったスペックであれば売れるのか。

当企画では「売れるマンション、売れないマンション」の分析を進めるとともに、23区内でどの区がリセールに適しているのか。さらに23区内でも注目に値するエリアはどこなのかを調査した。

それでは順を追って、解き明かしていこう。


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