料理研究家のリュウジ氏(37)が18日「X」(旧ツイッター)を更新。味の素など、うま味調味料に使用されているグルタミン酸ナトリウムを危険視する情報をミスリードと断じた。

「味の素」を使用するレシピを多数発表しているリュウジ氏は16日以降に拡散された「旨味調味料、グルタミン酸ナトリウム(MSG)は、最も一般的な食品添加物の1つだが、胎児の発育、胎児、子供、青少年、成人に有害な影響を与える事が判明」と警告する投稿を引用。

 リュウジ氏は「まず MSGは神経毒である。量が少ないと影響がないと言われているが毒には変わらない↑これは実は大変なミスリード、確かにグルタミン酸は直接脳に注射とかされると毒、だけど食べると胃で分解されるので無害、そして量の概念を無視すれば塩や水ですら猛毒」と本質的な誤りを指摘した。

 その上で「これを『とうとう出たね…』とか言って嬉々としてデマを拡散してしまう方々、正直やめていただきたい、リテラシーの低い方々は調べもせずに簡単に騙されます」と嘆き。

 続けて「こういうのを放置しすぎたので日本では未だに味の素が体に悪いとか言ってる人が多い、ちゃんと間違った情報は指摘するのが大事です」と訴えている。