お笑いタレント・ふかわりょう(49)が2日、東京・丸ビル1階マルキューブで行われた「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024 丸の内エリアコンサート」オープニングイベントに登壇した。

 東京国際フォーラムを中心に開催される世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024」と連動し、同会場を含めた丸の内エリア内9か所の会場で、クラシック音楽を中心にさまざまなコンサートが5日まで無料で開催される。

 実際にイベントを見たことがあるというふかわは「オフィス街のイメージがあったが、緑豊かで大きな森の中にいるような気分」と音楽と丸の内の親和性について触れ、「まだクラシックを好きなことに気づいてない方が多いと思う。そういう人が気づくきっかけになれば」とその魅力を話した。

 音楽との関わりについて印象深いことを問われると「お笑いと音楽は年を重ねることがハンディキャップにならず、味になると思った。20歳のときにお笑いの門を叩いた」と振り返った上で、「あのとき音楽の門をくぐっていたらどうなっていたかわからないが、今こうして音楽と触れ合う機会がたくさんある。仕事はあくまでお笑い、音楽は楽しむというスタンス」とした。

 トークセッション後にはドビュッシーの「アラベスク第一番」をソロで演奏。「この曲を聴くと音楽が、ピアノが好きなことを改めて実感できる」と選んだ理由を説明。演奏については「リハの音色を届けたかった。そこがやはりプロとの差だと思います」とコメントし会場の笑いを誘った。