デビュー20周年の音楽ユニット「スキマスイッチ」が、開設70周年の「YAMAHA MUSIC SCHOOL(ヤマハ音楽教室)」とコラボし9日夜、都内で「SYNC―BEATコンサート」を開催。一般募集した楽器演奏やコーラス音源に、大橋卓弥(46)の歌と常田(ときた)真太郎(46)のピアノを乗せ、代表曲「全力少年」と中島みゆきの名曲「時代」を披露した。

 この日は大橋の誕生日。コンサートの最後には、サプライズでお祝いがあった。常田がバースデーソングを弾き、応募者の中から抽選で会場に招かれたファン200人が拍手を送る中、花束を渡された大橋は「どうしてこんなことになっちゃったのなかぁ…」と大慌て。

「正直、(誕生日)当日に現場があるってドキドキするんですよ。なんかどっかで(サプライズが)あるんじゃないかな。ただココだと思ってなくて、たぶんコレ終わった後にスタッフさんが…とか、そういうことはあると思うんですけど、まさかみんな(ファン)を巻き込んで」。大橋はずっと興奮冷めやらずだった。

 常田によれば「ライブとか、僕の時が多いんですよ、誕生日。(大橋の誕生日を祝う機会は)なかなかないので、貴重ですよ」とのこと。

 大橋以外のスタッフは、バースデーサプライズの台本を共有していた。常田から「大橋さん以外はみんな持ってた台本」を見せられ、大橋は「コレはホントに(スタッフの)グループLINEで(自分抜きで)回されてたっぽいですね」と真顔。本人に全く気付かれることなく、サプライズは大成功だった。

 大橋は抱負を聞かれ、「大先輩の小田和正さんが僕の30年上で歌ってらっしゃるので、目標はやっぱりそこまで歌えたらいいなとは思ってます。小田さんの功績に追いつくことはできないですが、僕も歌い続けることができたらいいなとは思ってます」と宣言。楽器やコーラスをやっている会場のファンにも「一緒に皆さんもずっと続けていけたらいいなと思ってますんで、ぜひぜひ音楽をこれからも楽しみましょう」と言葉を掛けた。