FMWEは9日、邪道・大仁田厚(66)が11日にUvanceとどろきスタジアムで行われるサッカーJ1川崎対札幌戦のサポーターイベント「ボーイズビーアンビシャス」で電流爆破マッチを行うと発表した。

 イベントはキックオフ(午後3時)前の午前11時30分からフロンパーク(野球場前広場)、および場内で行われる。第1試合がミス・モンゴルVSあきば栞VSパンディータの3WAY戦。第2試合が「電流爆破バットデスマッチ」で大仁田厚、雷神矢口、リッキー・フジ組VSミスター・ポーゴ、櫻井匠、怨霊組の6人タッグが行われる。

 プロレス界では「晴れ男」として知られる大仁田。FMWEによると、過去には大雨予報だったにもかかわらず、自身が出場するメインイベント前に雨がピタリと止み、空に虹がかかった事があったという。

 唯一の鬼門だったのがJ1川崎とのイベント。2022年に川崎が主催の「ボーイズビーアンビシャス」で電流爆破プロレスを予定していたが、台風のため中止。またコロナ禍にイベントを企画したが延期になったこともあり、今回で3度目の正直となる。

 大仁田は「FMWが樹立した5万8000人の観客動員数が、旧川崎球場の最多観客数の記録なんです。旧川崎球場で行った最初のFMWの大会は、俺の人生のターニングポイント。『おい、川崎球場で大会やるぞ!』といったら、当時サンボ浅子は『球場の駐車場ですか?』って真顔で聞き返した。『バカヤロー!スタジアムの中だ!』って言い返したけど、それくらい当時のFMWには大それたチャレンジで、突拍子もない一世一代の賭けだったんだ」と川崎との思い出を告白。

「川崎のおかげで、俺は世に出られたと言っても過言じゃない。デビュー50周年の今年に、川崎フロンターレさんの試合のイベントでプロレスをやれることは、とても光栄なことだしうれしいよ。三度目の正直って言うじゃない。今年こそ実現させてやるぜ!」と意欲を燃やした。

〝聖地〟川崎で今度こそ電流爆破の火花を散らすつもりだ。