新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、エル・デスペラードが悲願の初優勝への思いを明かした。

 すでにジュニアヘビー級のトップ選手としての地位を確立しているデスペラードだが、BOSJだけはこれまで唯一手が届いていないタイトルだ。5年連続8度目の出場となる今大会は、Aブロックから初優勝を狙う。

 この日の会見では「何年も何年も優勝候補と言われるたびに決勝で負け、決勝にも行かずに負け…。そんなここ3〜4年かな? (2022年大会で)決勝に行くことができても勝ちきれない、なかなかしんどい時間がありました」と、近年のBOSJを振り返った。リーグ戦を制すれば、2月札幌大会でSHOに強奪されたIWGPジュニアヘビー級王座奪回も見えてくる。

 さらにデスペラードは「いい加減今年は優勝して、優勝候補でなく優勝者としてもう一度ベルトも取って、新日本ジュニアのトップ…と言いたいところなんですが、今シリーズ、こちらのブロックにHAYATA選手がベルトを持ったまま上がって来てくれている」とGHCナショナル王者としてエントリーしたノアのHAYATAを強烈に意識。

「公式戦の最終日(5月30日、後楽園)、まだ試合順は決まってませんが、なぜか(シリーズを通じて)私のセミメインの登場回数が群を抜いております。これは新日本が『コイツだったらナメた試合をしないだろう』という期待の表れだろと勝手に受け取りまして。最終公式戦でもHAYATA選手に勝って、いまHAYATA選手が持っているベルトに対してもヤイヤイものを言える状態で優勝したいと思います」と、他団体の無差別級王座にも興味を示していた。