女子プロレス「スターダム」の中野たむに、タイトル取りのチャンスが巡ってきた。

 11日(日本時間12日)の米・AEW「COLLISION(コリジョン)」では、18日のスターダム横浜武道館大会でウィロー・ナイチンゲールが保持するAEW・TBS王座をかけて中野と対戦することが発表された。

 この日の後楽園大会で中野はなつぽい、さくらあやとの「コズミック・エンジェルズ」で4WAYバトルに出場。自軍のさくらが敗れたものの、試合後のバックステージでは「ウィローとのタイトルマッチが決まりました。ケガでベルトを返上して悔しい気持ちとか、情けない気持ちとか、みじめな気持ちとか…。復帰してからも、いろいろな悲しいことや不安がこととかモヤモヤすることがたくさんあったけど、いつか来るビッグチャンスのために準備をしてきた!」と語気を強めた。

 昨年は団体最高峰のワールド王者として活躍したが、10月の同王座戦で左ヒザを負傷。長期欠場を強いられ、ベルトの返上を余儀なくされた。今年2月の大阪大会で約4か月ぶりに戦列に戻るも、復帰後はシングル王座戦線には絡んでいなかった。

 一方のナイチンゲールは昨年5月に新日本プロレスの初代STRONG女子王者として君臨した実力者。ひと筋縄ではいかない相手だけに、中野にとっては試練となる。

 それでも「このチャンスをつかんで、また私は一番星に返り咲く。世界一の中野たむになる。必ずこのチャンスをつかみ取ります!」と約束。注目の王座戦となる。