ドジャース・大谷翔平投手(29)の話題が途切れることはない。

 オレンジカウンティ・レジスター紙は18日(日本時間19日)「ドジャースのショウヘイ・オオタニはデーブ・ロバーツ監督に常に話題を提供している」と題し「スーパースターの打席が熱くても冷たくても、ドジャースの監督にとってその日の話題となることが多い」と大谷がドジャースの取材現場で常にトレンドなトピックであることを伝えた。

 また、同紙では「たとえ先発投手が試合で大活躍しようと、中継ぎがしんどかろうと、オオタニの質問がロバーツを常に待ち受ける。ムーキー・ベッツがポジションを変えながらも猛烈なスタートを切り続け、テオスカー・ヘルナンデスが新チームでの生活に慣れる中、今季バットしか振らない一選手について質問がある」とした上で「7億ドルの契約があると、早い段階でも遅い段階でも間違いなく質問はされるし、頻繁にされる。そしてロバーツの良いところは、それを自分が見た通りに表現することだ」と指揮官の〝正直さ〟を称賛した。

 ロバーツ監督は最近では得点圏の打席で早打ちを仕掛ける大谷について「少し落ち着かせないとならない」と言い切り、オープン戦の終盤でも「とにかく何かがうまくいっていなかった」と見たままを伝えてきた。

 そして特に活躍した日には、17日(同18日)のナショナルズ戦のように「オオタニはファンタスティックだった。とても良い仕事をしたと思うよ。良い投手らを相手にね。ストライクゾーンをうまくコントロールし、実際にゾーンに入ってきた時には強く打った。このまま続けられれば、彼の能力ならさらに良くなると思う」と、チームが敗れようが普段以上の賛辞を贈った。

 大谷自身は松井秀喜氏が持つ日本人本塁打記録(175本)に並んだ12日(同13日)以来、取材に応じていない。しかし、ロバーツ監督にとっては大谷について何かしらコメントすることが、日課になっているようだ。