女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟ことスターライト・キッドが、意味深発言だ。

 27日の横浜BUNTAI大会では、極悪ユニット「大江戸隊」に属するキッド&琉悪夏、葉月&コグマ、AZM&天咲光由の3組が挑戦者として、ゴッデス王者・鈴季すず&星来芽依と4WAY王座戦で激突する。現在米団体「スパーク女子」のリングでスパーク女子世界王座を保持し、2冠王を狙うキッドは「ハイスピードを持っていた時も2冠王になるチャンスはあったけど、なれなかった。今回こそ2冠チャンピオンになりたい」と宣言した。

 2022年3月に渡辺桃とのコンビで同王座を戴冠。だが、1か月半後のV2戦で陥落し、悔しい思いを味わった。約2年ぶりの返り咲きを熱望する黒虎は「あの時FWC(葉月&コグマ)からゴッデスを取って、FWCに取られた。たった1か月しかベルトを巻いてられなかったのは、悔しかったよ。今回FWCもいるしね。その借りも返さないといけない。それに大江戸隊でベルト総取りまで目指してるから」と力強く語った。

 最近の女子プロレス界では、元スターダムのエグゼクティブプロデューサー・ロッシー小川氏(66)による新団体「マリーゴールド」の旗揚げが話題を集めている。新団体の所属選手として発表された高橋奈七永との対戦を望んでいた黒虎の耳にも、その話題は入っている様子。取材の最後には突然何かを思い出したように「あ、このベルト取ったらさ…」と目の色を変えると「今、話題のいい花の匂いのするところに乗り込んでいっちゃうのも面白いよね? パッション!」と意味深な言葉を口にし、鼻歌。黒虎が女子プロレス界の話題をかっさらうつもりだ。