悪夢のようなスタートとなってしまった。開幕から白星に恵まれないアメリカン・リーグ中地区のホワイトソックスは23日(日本時間24日)の敵地・ツインズ戦に5―6の逆転サヨナラ負けを喫し、両リーグ最速で20敗目に到達。今季KBOから復帰した先発のエリック・フェッディ投手(31)が6回を3安打、11奪三振、1失点に抑える好投を見せたが、リリーフ陣がリードを守り切れなかった。

 5―2で迎えた8回に3番手・コペックが2点を奪われて1点差に詰め寄られると、9回は4番手・ウィルソンが先頭に同点ソロ、最後は二死二、三塁から劇打を献上して終戦。ここまでわずか3勝と悲劇的なシーズン序盤を送っているチームが、またしても勝つことの難しさを痛感するゲームとなった。

 1962年にメッツが20世紀以降ではワーストの120敗を記録。近年では昨季低迷したアスレチックスが112敗を喫した。現時点でホワイトソックスは勝率1割3分、シーズン換算で141敗ペース。米メディアもワースト記録更新の可能性に早くも言及するなど、不名誉な戦いが続いている。

 ネット上では「そんなに勝てないチームだったっけ」「今日は勝てると思ったのに」「もう終わってるやん」といった低迷を嘆く切ない声が上がっている。