米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)に対して、米プロフットボールNFLで殿堂入りを果たしているシャノン・シャープ氏(55)が〝暴言〟を浴びせて波紋を呼んでいる。

 八村は22日(日本時間23日)に行われた西地区プレーオフ1回戦のナゲッツとの第2戦(デンバー)で先発出場して37分48秒プレーしたが、わずか3得点と低迷。フィールドゴール成功率が14・3%(7本中1本)と不振で、99―101と大逆転負けを喫した敗因の一人と批判を浴びている。

 そうした中で、思わぬところで騒動がぼっ発した。シャープ氏は自身のユーチューブチャンネル「ナイトキャップ」でこの一戦を取り上げて、八村の低迷を厳しく評価。そして「おそらく彼はマイケル・ポーター・ジュニアの弟と話をしたんだろう。なぜなら彼は、賭け手が彼に賭けた〝10ポイントアンダー〟を取ったと思うからだ」と口にした。

 対戦したナゲッツのマイケル・ポーター・ジュニアの弟というのは、ラプターズに所属するジョンテイ・ポーターのこと。最近、八百長に関わったとしてNBAの賭博規則違反で永久追放の厳罰が下されて物議を醸した。

 つまりシャープ氏は、八村の不振は〝賭け〟のためにわざと得点を控えたというわけだ。これは、八村に実力があるからこそ、そうでもなければ低得点の理由が説明できないという〝ブラックジョーク〟とみられる。ただ、賭博を巡って大騒動になっているタイミングで、八村とジョンテイが関わっていたとの冗談はさすがに不適切と言える。

 そのため米メディア「トータルプロスポーツ」は「シャープが八無塁の3得点について暴言を吐く」などと批判。NFL殿堂の名選手による〝舌禍騒動〟は波紋を呼びそうだ。