フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪7位の織田信成(37=大阪スケート倶楽部)の決断に対し、ロシアメディアが特集記事を掲載した。

 織田は先月に自身のユーチューブチャンネルで来季の現役続行を明言。インスタグラムには「妻に相談した時に『まだ出来るなら絶対やった方が良い』って言われたのと、ファンの方に『全日本で観たいです!』と言っていただけた事がとても嬉しくて、それが大きかったかな」と一連の経緯をつづっていた。

 そんな中、ロシアメディア「SPORT24」は「若いうちにのみ高い成績を収めることができる。もちろん経験は重要だが、ケガが体に大きな影響を与えていない時期に達成できる複雑な技術の方が価値が高い」とフィギュア界の現状をつづった上で「例外的に、年齢を重ねてもキャリアを続ける人もいる。おそらくそれは30代後半で現役に戻ることを決意した織田信成でしょう」と報じた。

 ただ、同メディアは「彼がリベンジや好結果のために戻っていないのは論理的だ。観客は昔ながらのアスリートの姿を見て喜ぶだろう」としながらも「全国の舞台で活躍する姿を想像するのは難しい」と厳しめの評価。果たして織田は周囲の雑音を振り払うことはできるか。