バレーボール男子日本代表の高橋藍(22)が、世界最高峰の舞台で確かな爪痕を残した。

 3戦先勝方式で争うイタリア1部セリエAのプレーオフ決勝第4戦(28日=日本時間29日)では、高橋が所属するレギュラーシーズン5位のモンツァが、ホームで同2位のペルージャと対戦して1―3で敗戦。通算成績1勝3敗となり、クラブ史上初の優勝はならなかった。

 日本人が決勝の舞台に立ったのは、加藤陽一氏以来19季ぶり。この日は14得点をマークし、最後まで攻撃の中心として戦いぬいた。そんな高橋の姿にファンからは「おつかれさまでした!!セリエAの決勝のコートに立つ姿が誇らしかったです」「代表シーズン暴れ散らかしてください」「日本じゃなくて次も海外のリーグで頑張ってほしいなぁ」「準優勝だけど、すごいことだよ」などの声が上がっている。

 日本代表の主将・石川祐希(28)も所属先のミラノをクラブ史上初の3位に導くなど、主力がセリエAで最高の輝きを放ったシーズン。開幕まで3か月を切ったパリ五輪に向けて、大きな弾みをつけた。