中日が1日のDeNA戦(バンテリン)に1―12で大敗。12勝13敗3分けで4月4日以来の借金「1」となった。

 中日先発・涌井秀章投手(37)が大誤算だった。初回いきなり桑原、蛯名、佐野に3連打を浴びて1点を献上すると、4番・牧には左翼席へ3ランをたたき込まれて0―4。さらに5番・宮崎、6番・京田にもヒットを許しまさかまさかの6連打。なおも二死満塁から桑原、蛯名に連続適時打を許したところで立浪監督はたまらず梅野への交代を審判に告げた。

 ここまで4試合に登板して2勝0敗、防御率0・77と安定感抜群だった20年目のベテランがこの日は2/3回を投げて8安打9失点の大炎上。初回を投げ切れずに交代したのはプロ入り初だった。

 1回表終了時点で0―9の展開にはスタンドに詰めかけた竜党もさすがに大ショック。2番手・梅野も3回に3点を失って0―12。4回に4番・細川が左中間へ両リーグトップの7号ソロを放ち1点を返したが、中日の反撃はこれだけでドームにはため息があふれた。

 最大「6」あった貯金を全て使い果たし、再び借金生活に突入した中日。5月開始早々、正念場を迎えた。