ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が臨む初防衛戦(6日、東京ドーム)のファイトマネーは10億円超になりそうだ。

 英メディア「サン」によると、井上は2023年7月にWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで王者のスティーブン・フルトン(米国)にTKO勝利し4階級制覇を果たした試合で「800万ドル(約12億6000万円)のうち、500万ドル(約7億9000万円)を手に入れた」という。

 また、23年12月の世界スーパーバンタム級4団体統一戦で、マーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝利した井上のファイトマネーについて、米専門メディア「NYFIGHT」は「ある報告によると、380万ドル(約6億円)と言われている」と指摘していた。

 今回は4団体統一王者として初の防衛戦を迎える。大会場(東京ドーム)ということもあり、前2戦よりも報酬が上がるのは間違いない。井上の共同プロモーターを務めるトップランク社のエバン・コーン氏も自身のX(旧ツイッター)を更新し、興行規模について「2000万ドル(約31億6000万円)プラス」と投稿。日本では過去最大級のイベントで井上戦以外にも多くの世界タイトルマッチが行われるものの、モンスターがもっとも多くの〝ギャラ〟を手にするはずだ。

 米メディア「SportsSTER」は「PPVやスポンサーからも収入を得ており、全体の利益を押し上げている」という。それらの収益も合わせれば、軽量級としては破格の10億円超の金額を得るのは確実とみられている。