中日は4日のヤクルト戦(神宮)に延長12回、7―7の引き分け。ゲーム差なしの6位・広島がデーゲームで勝っていたため、単独最下位に転落した。

 2回二死一、二塁から大島、村松の連続適時打で3点を先制。「打ったボールはフォークだと思います。なんとか落ちてくれました。先制できて良かったです」(大島)「打ったボールはストレートです。なんとか対応できました。ランナーを返せて良かったです」(村松)という1、2番コンビの活躍で試合の主導権を握ったかに思えた。

 だが、先発・柳裕也投手(29)が大誤算だった。2回二死一、二塁から西川、丸山、オスナに3連続適時打を浴びて3―4。立浪監督はたまらずベンチを出て、2番手・土生に交代を告げた。

 4回には3番手・橋本がサンタナに中前適時打、6回には4番手・フェリスが村上に2ランを許して3―7。それでも中日は7回に細川の2点適時打で2点差とすると、9回一死一、二塁から「良い場面でまわってきて、一発で仕留めることができて良かったです」という細川の左中間適時二塁打と「(三塁走者の)村松がよく走ってくれました」という中田の犠飛で同点。2日連続の延長戦に突入した。

 延長11回には一死一、二塁のチャンスをつかんだものの、岡林、木下が凡退して勝ち越せず。今季4試合目の引き分けとなった。

 4月には8年ぶりの単独首位に立ち、一時は貯金を「6」まで増やしたドラゴンズだが、4月30日のDeNA戦から3連敗中で現在、借金は「2」。早くトンネルから脱出したいところだ。