ボクシング元世界王者の渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏がユーチューブチャンネル「ぶっちゃけチャンネル」で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が6日の防衛戦でルイス・ネリ(29=メキシコ)にTKO勝ちした一戦を総括した。

 元世界王者は井上の強さに改めて脱帽する一方で、ネリの果敢な姿勢を評価。竹原氏は「ネリは、やっぱり強いですよ。(ダウンを奪った)1Rがなくても、結構冷や冷やする場面があった」、畑山氏は「今までの選手は試合前は威勢いいけど、試合になったらみんなブルッておじけづく選手が多かったけど、ネリに関しては公約通りきましたね。初めてじゃないですか。それは買える」とたたえた。

 一方で、井上が次戦9月に対戦することが決定的となったサム・グッドマン(オーストラリア)については〝ネリ以下〟の評価で一致。渡嘉敷氏は「試合見たことあるけど、そんな怖い選手とは思わない。KO率が少ないからね」、竹原氏は「18勝8KOか。怖い選手ではないですね」と声を揃えた。

 畑山氏も「まだグッドマンの試合を見たことがないので、何とも言えないんですけど、成績だけ見る限りは…。私がいつも言っているように、井上チャンピオンの脅威となる選手は、とにかくパンチがないと話にならないと思ってるんで。そういう意味では、なんかなあという。やっぱりパンチあるやつは怖い」と指摘。竹原氏も「そうそう。まずは、やっぱり一発で倒すパンチがあるやつか、もしくは石みたいに硬いやつですね」とうなずいた。