阪神は8日の広島戦(甲子園)に1―3で敗れ2連敗。2カード連続の負け越しとなり、2位・巨人に0・5差まで迫られた。

 先発の大竹が6回4安打1失点と好投するも、ノイジー、大山、佐藤輝、森下の主力4打者が計16打席で無安打と完全沈黙。試合後の岡田彰布監督(66)も「真ん中(中軸)でヒット出えへんから、点が入らんやんか」と開口一番にトホホ顔。「みんな打ち取られたのは高めの球やろ。ミーティングでも複数回言うとるわ。力負けやで。高めの真っすぐに」とボヤキ続けた。「内容が悪すぎるわ。打ち取られ方がな…」

 気温11度まで冷え込んだこの日の甲子園球場。虎党たちも寒い試合展開にフラストレーションをため込んだ。四球、二ゴロ、空振り三振、遊飛と低調な打撃内容に終わった佐藤輝が三塁の守備に就いた際には、客席の虎党から「ツーストライクになったらバットを短く持て!」と打撃指南を混ぜ込んだヤジまで飛び出す始末…。虎打線の〝5月病〟が一日も早く完治することを祈りたい。