巨人・吉川尚輝内野手(29)が10日のヤクルト戦(神宮)に「3番・二塁」で先発出場し、初回の1打席目で今季第1号となる先制ソロを放った。

 吉川は相手先発ヤフーレのカットボールを捉えると、打球は右翼席へ。前回完封負けを喫した相手から「先制できて良かったです。試合がまだ始まったばかりなので、気を引き締めて頑張ります」と貴重な先制点を奪ってみせた。

 指揮官のゲキが奏功したのか。4日の阪神戦ではサヨナラ打を放ったものの、阿部監督から「見える工夫をもっとしてほしい」と打席での内容について注文を受けて以降、吉川は好調をキープ。試合前時点での5月の月間打率は3割1分。特にここ3試合では4割1分7厘と3番打者としての期待に応えている。

 この日の本塁打を含め7試合連続で安打を放つなど、毎試合仕事ができているのも首脳陣としては頼もしいだろう。このまま好調を維持したいところだが、果たして――。