教訓を生かした。大相撲夏場所3日目(14日、東京・両国国技館)、新小結大の里(23=二所ノ関)が幕内翔猿(追手風)を寄り切って2勝目(1敗)を挙げた。

 前日2日目は幕内高安(田子ノ浦)に敗れたが、初顔合わせの翔猿に危なげなく勝利。取組後に大の里は「勝てて良かった。連敗しなかったのが一番良かった。昨日自分で下がって危ない相撲を取ったので、その反省を生かして取りました」と納得の表情を浮かべた。

 15日の4日目は関脇若元春(荒汐)との取組。大の里は「まだ3日目。これから気を取り直して、一日一日、確実に頑張りたいと思います」と気を引き締めた。この日も大関霧島(音羽山)が幕内熱海富士(伊勢ヶ浜)に敗れるなどの〝荒れる夏場所〟で、新三役の実力を証明できるか。