パリ五輪切符を懸けたバレーボールのネーションズリーグ(NL)で、女子日本代表が無傷の3連勝を飾った。

 予選ラウンド第1週の初戦で強豪・トルコに3―2で勝利すると、ブルガリアにも3―0で快勝。17日のドイツ戦も3―0で勝利を収めた。パリ五輪の出場枠は6月17日終了時点の世界ランキングで決定。アジア・オセアニア地域で最上位か、出場権を得ていない国の中でアフリカ大陸の最上位を除いた上位3位以内に入る必要がある。

 この日のドイツ戦は第1セットの中盤まで流れをつかむことができなかったが、17―19から主将・古賀紗理那(NEC)のアタックなど、5連続得点で逆転に成功。25―21で先取した。第2セットは序盤からリードした展開で進め、25―15で連取。第3セットは12―7から4連続失点を喫する場面があったものの、最後は林琴奈(JT)がアタックを決めて25―22で試合に終止符を打った。

 攻撃の軸として白星に貢献した石川真佑(ノバラ)は「ブロックの高さはあったけど、今までの2試合戦ってきたチームよりもテンポの速いチームだったので、それに対して自分たちがブロックディフェンスを意識して取り組んでいた」と振り返った上で、19日のポーランド戦に向けては「後半のところで少しミスが連続してしまったところは修正していきたいし、いいところはしっかり継続していきたい」と気を引き締めた。