ボートレース多摩川のSG「第51回ボートレースオールスター」が21日に開幕した。

 片岡雅裕(38=香川)は初日8R、インから先マイすると、バックで後続を振り切って白星発進。レース後は「まず1着が取れて安心はしたけど、ペラが合っていなくて乗り心地が良くなかった」と課題を挙げた。その一方で「エンジンは悪くなさそう。乗り心地さえくれば全体的に良くなるはず」と機のポテンシャルについては手応えをつかんでいた。

 弟子の西岡顕心が2節前のまるがめでデビュー初優勝。「彼は上手になると思う。いつか自分を抜いてくれれば。自分は言葉でうまく伝えられる人間ではない。だから自分のレースと背中を見て、弟子には大きく育ってほしい」と明かした。

 2022年、2023年とSG優勝、グランプリ出場を果たし、トップレーサーの仲間入りをしている片岡。今年も大舞台で結果を残し、しっかり弟子に〝大きな背中〟を見せる。