イングランド・プレミアリーグの名門リバプールがデンマーク1部ブレンビーに所属するMF鈴木唯人(22)をリストアップしたと、英メディア「LIVERPOOL・COM」が伝えた。

 パリ五輪世代の鈴木は昨年夏にJ2清水からブレンビーに完全移籍を果たすと、今季公式戦25試合で10得点5アシストをマークする活躍を見せ、欧州クラブが熱視線を注いでいる。そんな中、リバプールは4月はじめに鈴木の〝生プレー〟をチェックするためスカウトをデンマークに派遣していた。

 同メディアは「リバプールは夏の移籍期間に補強が必要になる。すでに何人かの名前が挙がっているが、日本人プレーメーカーの鈴木唯人もその一人だ」と報道。その上で所属するブレンビーの幹部が鈴木の残留を主張しながらも、今夏に退団する可能性があること認めたという。2027年夏まで契約が残る鈴木の市場価値は900万ユーロ(約15億1000万円)とみられている。

 また鈴木をめぐっては同じイングランド勢のマンチェスター・シティーやトットナムに加えてオランダ、ドイツ、スペイン、イタリア、フランスの各クラブが獲得へに興味を示している。同メディアは「リバプールは(所属する日本代表MF)遠藤航に頼って、世界中の他クラブではなく、アンフィールドに来るように説得すべきである」と指摘していた。