新たなスタートを切った騎手の卵9人(左から)萱野花音さん、川原謙心さん、竹島英騎さん、田中美海さん、谷原圭大さん、千引陸さん、藤田悠輔さん、幸大斗さん、山田仁菜さん
新たなスタートを切った騎手の卵9人(左から)萱野花音さん、川原謙心さん、竹島英騎さん、田中美海さん、谷原圭大さん、千引陸さん、藤田悠輔さん、幸大斗さん、山田仁菜さん

 騎手課程第43期生の入学式が2日、千葉県白井・競馬学校で行われた。

 この日、晴れて入学を迎えたのは9人。197人の応募の中から一次、二次の試験を突破してJRAジョッキーへ向けてのスタートラインに立った。

 入学式を前に昨年入学した第42期生の先輩たちによる騎乗供覧が行われた。式典では競馬学校校長や来賓の北村宏騎手、保護者に見守られながら、厳しい3年間の学校生活に気持ちを新たにしていた。

◆第43期生のコメント(※は女性)
 ※萱野花音(かやの かのん・15歳、兵庫県出身)「馬が好きで(ジョッキーに)憧れました。自分で限界を決めず頑張っていきたいです。誰にも愛されて頼られる騎手になって、日本ダービーを勝ちたいです」

 川原謙心(かわはら けんしん・16歳、兵庫県出身)「阪神競馬場の近くに住んでいて、アーモンドアイが勝った桜花賞を見て自分も騎手になりたいと思いました。大舞台で活躍して信頼される騎手になって桜花賞に勝ちたいです」

 竹島英騎(たけしま ひでき・15歳、千葉県出身)「不安な気持ちもありますが、夢に向かって頑張っていきたいです。自分の父と祖父の影響で騎手を目指しました。馬の力を最大限に引き出せるジョッキーになりたいです。勝ちたいレースは皐月賞です」

 ※田中美海(たなか みなみ・18歳、東京都出身)「藤田菜七子騎手とコパノキッキングの活躍を見て騎手になりたいと思いました。馬の良さを引き出せる騎手になりたいと思います。3冠競走を勝ちたいです」

 谷原圭大(たにはら けいた・15歳、神奈川県出身)「騎手を目指していた姉がとてもかっこよかったので騎手を目指しました。1頭1頭大切に騎乗してしっかりと結果を残せるジョッキーになりたいです、勝ちたいレースは凱旋門賞です」

 千引陸(ちびき りく・15歳、滋賀県)「楽しみな気持ちでいっぱいです。父が栗東トレセンで厩務員をしていて、小さいころから馬や競馬に関係があって乗馬を始め、騎手を目指そうと思いました。勝ちたいレースは凱旋門賞です」

 藤田悠輔(ふじた ゆうすけ・15歳、滋賀県)「父が栗東トレセンで調教助手をしていて馬が好きになって、騎手の魅力に惹かれました。ゆくゆくは海外でも活躍する騎手になって、ブリーダーズカップクラシックを勝ちたいです」

 幸大斗(みゆき ひろと・17歳、滋賀県出身)「(騎手を目指したのは)小さなころに競馬場に連れて行ってもらい、大勢の方の前で堂々としている父(英明)の姿がとてもかっこよかったからです。何より信頼が厚く周りから愛される騎手になりたいです」

 ※山田仁菜(やまだ にな・15歳、京都府出身)「(乗馬など)未経験なので不安ですが、同期のみんなと成長していけるとワクワクしています。騎手過程のポスターを見て、将来動物にかかわる仕事につきたいと思っていて体力に自信があるので挑戦してみました。勝ちたいレースは初めて生で見たGⅠレースのエリザベス女王杯です」

著者:東スポ競馬編集部