世代を超えてジェンダー平等について考える地域活動に取り組んでいる市民団体「ジェンクロス・カワサキ」(岡田恵利子代表)が、4月29日に男女共同参画センター(すくらむ21)で「ジェンダーもやもや発見カード」の完成お披露目会を開催した。

このカードは全27枚で「もや虫」と定義した可愛いイラストと共に、日常的につい無意識にでる「もやもや」とした行動や発言がカードの表面に書かれている。裏面にはその行動について、自問や新しい視点を投げかける言葉が記されている。

当日は、約20人が来場し、「ジェンクロス・カワサキ」の取り組みやカードの制作背景などに関する講演も行われた。

また参加者は実際にカードを使いながら日常で体験したエピソードに関して意見交換を行い、問題に対する理解を深めていた。

代表の岡田さんは「参加者も多く、問題意識を沢山の人が感じ始めてくれて嬉しい。今後は学校や企業にもカードを導入していき、より多くの人にジェンダー問題を楽しみながら取り組むきっかけになって欲しい」と話していた。