タウンニュース社では、今年統一地方選挙が行われた県内自治体について、改選後の県と市町村議会における女性議員の割合を前回選挙と比較した。平塚市議会(定数26)では4年前の改選時より2人増え、女性比率は23・1%となった。

同市議選では、立候補した女性6人が全員当選。6人中4人が当選した2019年と比べ、女性比率は15・4%から7・7ポイント上昇した。県内市町村議会の中では17市町中同率11位だった。

県議選(定数3)は無投票となり、現職3人の男性議員が再選。

市町村議は4人に1人

県内33の市町村議会に占める女性の割合は、前回選挙から2・0ポイント上昇して25・0%となり、「4人に1人」が女性議員となった。一方で、政府が掲げる3割の目標値には届かなかった。女性議員の当選者数は前回比17人増の125人だった。

県議会(定数105)では前回同様に女性19人が当選し、割合は約5・5人に1人(18・1%)となった。

今回改選した県と17の市町議会のうち、最も女性比率が高いのは山北町で41・7%(女性5/定数12)、最も低いのは中井町で8・3%(女性1/定数12)。19年の統一地方選との比較では、改選があった市町のうち県西や湘南エリアの伸び幅が大きく、小田原市が14・8ポイント、開成町が8・3ポイント、藤沢市が11・1%ポイントそれぞれ増えた。

政府は管理職や政治家などのリーダー層を指す「指導的地位」に占める女性の割合を2030年までに30%程度に高める目標を掲げている。