都道府県選抜46チームで軟式野球の中学生女子日本一を決める「第8回全日本中学女子軟式野球大会」が8月17日から京都府で開催される。相模原市内からは4人が県代表チーム「神奈川やまゆりクラブ」に選出された。そのうち中央区からはただ1人、市立田名中学校1年の平本心愛(きより)さんが選ばれた。「1試合1試合を大事に、最後まであきらめずに全力でプレーしたい」と意気込む。

「選ばれると思っていなかったので、まさか自分が、とびっくりしました」と平本さん。普段は、主将を務める女子軟式野球チーム「相模原ハイドレンジャーズ」で毎週末練習に励みながら、田名中のソフトボール部にも所属している。

4人きょうだいの末っ子という平本さんは、兄の影響で小1の時に少年野球チーム「古山スターズ」に入団した。ポジションは投手と三塁手。昨年から父の友和さんと練習を始めたという変化球に「自信がある」。野球の好きなところは「仲間とお互いにカバーし合うところ。点を取ったりいいプレーをしたときはうれしいし達成感がある」と話す。部活では捕手としてプレーする一面も。

夏休みに入り、週に3・4回の代表チームでの練習に加えて、部活動やチームの活動もあり「休みは少ないです」と苦笑する。それでも、代表の練習は「一人一人が全力。それぞれに個性があっておもしろい」と刺激を受けている。

南区から3人

市内からはほかに、平本さんと「相模原ハイドレンジャーズ」でバッテリーを組む、東海大学付属相模高等学校中等部(南区)1年の行田佐和子さん、新町中学校(南区)3年の笠井あやなさん、谷口中学校(南区)3年の氏山綺那さんも選出されている。総勢20人の仲間と共に、日本一を目指す。