逗子市は3月22日、浄水型ウォーターサーバーレンタル事業を行うウォータースタンド株式会社(さいたま市)と「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を結んだ。マイボトルにウォーターサーバーから給水することで、ペットボトルなどの使い捨てプラ製品の使用抑制とプラごみ削減を狙う。

同社のサーバーは水道直結型で、3つのフィルターを通すことで水道水に含まれる塩素、カルキ、ウイルス、バクテリアなどを除去し、一般に売られているミネラルウォーターと同等の質になるという。

市内公共施設6カ所(市民交流センター・沼間コミセン・小坪コミセン・逗子アリーナ・図書館・体験学習施設スマイル)に設置。サーバーに流量計を取り付け、使用量をもとにプラごみの削減効果を示し、市ウェブサイトで公表する。

桐ケ谷覚市長は「逗子はカーボンニュートラル2050を宣言している。数字の見える化によって意識改革につなげたい」と期待を寄せた。

ウォータースタンド社の近藤紀行常務は「当社のミッションは1年間で250億本使われているペットボトルのうち、30億本を減らすこと。我々だけでは難しいので自治体や企業と協力し、給水スポットの提供でマイボトル文化を促進させ、ペットボトル削減につなげたい」と意気込みを語った。