神奈川県は3月22日、「D&Iかながわメンバーズ」の登録企業・団体による初めてのメンバーズ会議をロイヤルホールヨコハマで開催した。D&Iかながわメンバーズは、2015年に設立したかながわ女性の活躍応援団を改組したもので「ジェンダー平等社会の実現」を核として、すべての人が働きやすくなるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進を掲げる。

県は2月よりメンバーの募集を開始し、3月末時点で県内53の企業・団体が登録。今回の会議には3月5日までにメンバー登録をした企業・団体の実務責任者ら約80人が出席した(オンライン参加者含む)。

当日は参加者による意見交換会が行われたほか、かながわ女性の活躍応援団のアドバイザーを務めた神奈川県男女共同参画審議会会長の岩田喜美枝さんが応援団でのこれまでの活動を紹介。また、東京家政学院大学特別招聘教授の野村浩子さんが「女性活躍からダイバーシティ&インクルージョンへ」をテーマに講演した。野村さんは「多様性が尊重される社会を企業1社で実現するのは難しい。連携して進めていく必要がある」と話し、メンバーズへの期待を寄せた。今後県では、引き続きメンバーズ会議を行うほか、情報発信に努めていく。