平塚市は、市独自のキャッシュレス決済「ひらつか☆スターライトマネー」を利用した新事業として「地域共創ポイント」の運用を4月から始めた。

同ポイントは、加盟店や市の審査を受けた企業・団体などが、地域のイベント参加者への景品や自社の従業員に対する記念品などとして、スターライトポイントを付与するもの。ポイントの発行希望者は、活用する事業内容や発行金額などを申請し、手数料の2%を加えた額を事前に支払う。

ポイントは、発行希望者が配布する紙に印刷された二次元バーコードを読み取ることで受け取れる。ポイントの受け取りには、発行希望者が個々に設定する条件を満たす必要がある。

利用総額の一部を社会課題解決基金に

市は、1年間に利用された地域共創ポイントの総額の0・2%について、社会課題の解決に向けた基金に積み立てる。具体的には、子育て支援や脱炭素の推進、市民活動団体の活動支援といった活用を想定しているという。

市産業振興課は「利用するほど平塚市の地域貢献につながるのでぜひ使ってほしい」と話している。