地方巡業で全国最多の開催記録を持つ「第29回大相撲春巡業藤沢場所」が13日、秋葉台文化体育館で行われた。今回も5300人の満員御礼となった。

公開稽古や相撲甚句、力士同士がコミカルな取り組みで禁じ手を教えてくれる初切など地方巡業ならではの特別イベントが行われ、会場を大いに盛り上げた。

同巡業の目玉で、全国の中で唯一開催されている「幕内力士トーナメント」では、大関・霧島や豊昇龍、琴ノ若ら16人が参加。迫力ある真剣勝負を繰り広げた。

小学生の子どもとともに家族で訪れた40代の男性は「テレビでは伝わらない迫力が伝わってきた。子どもも驚いていた」と満喫していた。

勧進元の最上重夫さんは「多くの方の協力で開催できた。国技の魅力を存分に楽しんでいただけたら嬉しい」と話した。