3月から業務を開始している津久井警察署新庁舎(中野)で4月25日、落成披露式が行われた。本村賢太郎市長や地元選出の議員、警察支援団体らが出席し、地域の安全安心を支える新しい拠点の誕生を祝った。

あいさつに立った佐藤宏文署長は感謝の言葉を述べた後、「津久井地区の治安を担う拠り所が完成し、署長として身の引き締まる思い。治安維持の願いが込められた新庁舎に恥じないよう、署員一丸となり治安維持のために邁進する」と誓った。

式典終了後は屋外へと場所を移動。本村市長や力石修津久井地区警察官友の会会長らが県警関係者と共に、地域の安全を祈りながらナンテンやアオキの記念植樹を行った。

同署は1886(明治19)年に津久井郡警察署として設置。改称などを経て1961(昭和36)年に旧庁舎が開設された。築60年以上が経過し、老朽化と署員増員による狭あい化により、津久井合同庁舎の敷地内に新築移転するに至った。

新庁舎は鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建で面積は3080・86平方メートル。全ての照明をLED化、再生可能エネルギーや太陽光発電設備を導入し、万が一に備え発電機や受水槽を2階以上に設置するなど災害時の活動拠点としても期待されている。