東ヨーロッパのバルカン半島に位置するブルガリア共和国の首都・ソフィア市と保土ケ谷区の間で結ばれた「パートナー都市協定」が10年を迎えるにあたり、2016年秋に星川中央公園内に植樹されたバラ「ダマスクローズ」が今年も花を咲かせ高貴な香りを放っている。

2万種以上あるバラの中でも最も香りが良いとされるダマスクローズ。クレオパトラも風呂に浮かべたり、ベッド周りに敷き詰め、香りを楽しんだと言われている。「バラの女王」と称され、香水の成分として使用されるローズオイルの原料となるほか、ジャムやハーブティーなどにも使われている。

ソフィア市と保土ケ谷区は08年に保土ケ谷区制80周年記念事業としてパートナー都市協定を結んで以来、文化・教育・スポーツ・観光をテーマに連携。ホームステイの受け入れなど活発に交流を進めている。バラは「パートナー協定」が10年を迎えるのを前に当時の青少年・スポーツ大臣や区長らが「友好の証」として植樹した。