大磯町国府本郷の大屋勝良さん宅で、60〜120年の周期で開花するといわれるクロチクの花が咲いた。4月27日に妻の弘子さんが気づいた。

クロチクはイネ科マダケ属の一種で、黒い茎が特徴。大屋さん宅のクロチクは鉢に植えられており、竹が好きだという弘子さんが30年ほど前に大磯町内の生花店で購入したものだという。

テレビ番組で福岡県のクロチクの花が咲いたと知り、自宅のものを確認すると花が咲いていたという。竹は花が咲くと一斉に枯れるといい、弘子さんは「花が咲くなんてびっくり。今までおつかれさま」と茎を撫でてクロチクを労った。