新年度が始まり、受験を意識する親・生徒も多いのではないでしょうか。部活動を頑張りたいけれど、学校の勉強とどう両立させるべきか。定期テストは受験と関係ないから力を入れなくてもいいのでは、などと悩む生徒も多いことでしょう。そんな親や生徒に対して、『高校生活の強化書』(宇都宮短期大学附属高校の名物副校長・萩原俊和氏との共著)を上梓した、東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんがアドバイスをします。

4月は、学生たちにとって心機一転のシーズンです。新学期が始まり、「ここから頑張ろう!」と考える人が多くなるシーズンだと思います。

中学にしろ、高校にしろ、学生生活は一度しかないものであり、多くの人が「悔いのない学生生活を送りたい!」と思っていることでしょう。

部活を本気で頑張ったり、友達ともいっぱい遊んで、青春を謳歌したい一方で、「しっかり勉強もしなければならない」というのが、学生にとっては大きな悩みだと思います。

学生生活と勉強を両立させる東大生

そんなお子さんたちを見ている親御さんも、そこまでガミガミ「勉強しろ」と言いたくはないけれど、これからの進路で苦労しないくらいには勉強してほしいし、いい大学にも合格してほしい、と考えている人が多いと思います。

一方で、東大合格者たちに話を聞くと、学生生活の中で勉強ばかりをしていたという人は意外と少ないです。部活動や委員会活動に力を入れる一方で、学校の勉強も真面目に取り組んで東大に合格している人が多いのです。

どうすれば彼ら・彼女たちのように、学生生活と勉強を両立できるのでしょうか? 話を聞いてみると、東大生はあるものを重視して勉強していたという人が多いです。